国際人間科学部案内 2022(2021年6月発行)より
大岩響子(環境共生学科 社会共生科学プログラム 4年)
哲学を活かして考える面白さ
私は現在、ゼミで哲学について学んでいます。高校で学んだ倫理をきっかけに、もっと深く学びたいと思ったからです。ゼミでは参加者がそれぞれ好きな哲学者の著書を読み、みんなでとことん議論するので、様々な理論や考え方を理解し、多様な視点から考える力が鍛えられます。私が読んでいるのは、ジョン・ロールズという人の『正義論』という本です。50年ほど前の社会問題を論じた本なのに、現代の社会問題に結びつけて考えることができ、そこが面白く、また大事な点なのだとわかってきました。こうして学んだ、多様な視点から考える力は、きっと卒業後も活きる力になると思います。
国際人間科学部案内 2021(2020年6月発行)より
川上 風馬(環境共生学科 環境自然科学プログラム 4年)
何でいろんな形の花があるのだろう
私は元々理科が好きで、物化生地をまとめて勉強したいと思い、この環境自然科学プログラムに進みました。ここで様々な講義を聞き、ハエトリグサやラフレシアなどの不思議な植物に対して、何でそんな形になったのかを知りたいと思い、現在の研究室を選びました。今は多様な花の形とそこにやってくる昆虫との関係、特に興味を持ったサトイモの仲間であるテンナンショウという植物つける奇妙な花の形の謎について学外学内の多くの人たちに助けられながら研究しています。私は卒業後も大学院に上がってテンナンショウの研究を続けようと思っています。