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交換留学生とチューターの「淡路ショートトリップ」を実施しました

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「淡路ショートトリップ」は、交換留学生とチューターが一緒に日本文化を体験し、交流を深めるイベントとして、毎年10月に実施されている淡路島への日帰り旅行です。2019年度は、10月19日(土)に実施しました。4月と10月に本学部に入学した交換留学生62名と、交換留学生の日々の生活と学習をサポートしているチューター20名が参加しました。岡田浩樹教授、中谷奈津子准教授、巽智子講師、水野直子講師の4人の先生方が引率教員として同行され、86名という大人数での旅行となりました。

淡路島ではまず、淡路人形座で、淡路人形浄瑠璃「戎舞」を鑑賞し、舞台裏の見学も行いました。国の重要無形民俗文化財に指定される「淡路人形芝居」は、日本を代表する伝統芸能のひとつです。はじめに、人形を人間らしく動かすための工夫や、女性の人形と男性の人形の違いの説明を聞き、女性から鬼に顔が変わる珍しい人形も見せていただきました。その後、慣れない昔の言葉遣いに苦戦しつつも、人形浄瑠璃の鑑賞をしました。太夫の方が、「留学生の健闘を祈って」というように台詞を替えてくださり、留学生の嬉しそうな様子が見られました。上演後の舞台裏見学では、人形浄瑠璃についてのより詳しい説明を聞いたり、舞台の写真や太夫の方の服を着ての写真を撮影したりと、どの留学生も興味津々でした。

その後は、本学海事科学研究科附属国際海事研究センター海洋実習施設へ向かい、海岸のそばでバーベキューを行いながら留学生と交流を深めました。チューターと交換留学生と協力して準備、片付けまでを行いました。文化や宗教によって多様な背景を持つ留学生のことも考え、野菜や厚揚げなど食材、調味料など全員が楽しめるような工夫をしました。一緒におにぎりを握ったり、肉や野菜を焼いたりして、日本のこと、海外のことについて互いに伝え合い、仲良くなることができました。心配されていた天候も回復し、近くの海辺への散策では、写真撮影や海の匂いを感じたりして束の間の時間を満喫しました。淡路ショートトリップを通して交流を深めることができた仲間として、今後も様々な工夫をしながら交換留学生、チューターの両方がお互いの文化や考えを理解し合えるような機会を作っていきたいです。

国際人間科学部 交換留学生チューター 森田 麻友、森田 百花(子ども教育学科3年生)