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留学生とチューターの「淡路ショートトリップ」を実施しました

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「淡路ショートトリップ」は、交換留学生とチューターが一緒に日本文化を体験し、交流を深めるイベントとして、毎年10月に実施されている淡路島への日帰り旅行です。2018年度は、10月20日(土)に実施。当日は天候に恵まれた秋晴れの中、4月と10月に本学部に入学した交換留学生43名と、交換留学生の日々の生活と学習をサポートしているチューター20名が参加し、コーディネーターとして、岡田浩樹教授、井上弘貴准教授及び林創准教授が同行されました。当日は、500年以上の歴史を誇り、海外や学校への出張公演も多く実施している「淡路人形浄瑠璃」の公演を鑑賞し、舞台裏の見学も行いました。国の重要無形民俗文化財に指定される「淡路人形芝居」は、常設館である淡路人形浄瑠璃館で毎日公演されており、非常にユニークな日本を代表する伝統芸能のひとつです。ほとんどの留学生にとって、初めての人形浄瑠璃観劇となり、慣れない昔の言葉遣いを理解するのに苦戦しつつも、人形の繊細かつユーモアあふれる動き、声色を自由に繰る太夫、物語をリードする三味線それぞれの要素に物語を感じ取っているようでした。上演後の舞台裏見学では、観劇したばかりの人形浄瑠璃の舞台が、実際にどのようにして作られているかを学び、興味津々で質問を投げかける留学生も多く見られました。

その後は、本学海事科学研究科附属国際海事研究センター海洋実習施設近くの海岸のそばにある中庭のテラスにおいて、チューターが準備、進行役を務め、バーベキュー交流会が開催されました。多様な文化的背景をもつ留学生のことを考え、肉を食べられない参加者向けに、ご飯、麺類、チーズ、野菜、スナック類など多種類の具材を用意しました。参加した全員が準備と設営に携わり、肉や野菜を一緒に焼いて食べながら、バーべキューの具材一つ一つに存在する、食文化や生活習慣の違いを教え合い、楽しい時間を過ごしました。その後、国際海事研究センター海洋実習施設近くの海辺に行き、皆で海辺の風を楽しみ、写真も沢山撮りました。淡路ショートトリップを通して交流を深めた仲間として、留学生とチューターがこれからもよりいっそう互いの文化を理解しあい学び合っていけるように、今後も様々なイベントを通じて交流を深めていきたいと思います。

交換留学生チューター 石川 穂乃香 (国際文化学部 3年生)