2018年7月2日に、神戸大学鶴甲第2キャンパス G棟1階G112教室にて、カセサート大学農業研究所(タイ)Sumaporn Kasemsumran博士、カセサート大学農業研究所(タイ)Nattaporn Suttiwijitpukdee博士、北京化工大学Longhai Guo准教授(中国)の3名をお招きし、国際交流としてのワークショップ(International Conference on Advancing Molecular Spectroscopy (ICAMS) satellite Workshop)を開催しました。この国際ワークショップは、食品の非破壊分析およびその解析法や、環境に優しい高分子合成手法についての理解を深め、化学の立場から地球環境問題を取り組む研究ネットワークの構築を目指しています。およそ25名の大学院生、学生の皆様にお越しいただきました。
プログラムの概要
- 日時
- 2018年7月2日(月)9:00〜
- 場所
- 鶴甲第2キャンパス G112(G棟1階)
- 座長
- 佐藤春実(神戸大学大学院人間発達環学研究科、国際人間科学部環境共生学科)
- 紹介プログラム
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- 招待講演1:Sumaporn Kasemsumran博士(カセサート大学農業研究所、タイ)
Overview of Special Research Unit of Non-Destructive Quality Evaluation of Commodities (SRU-NQEC) - 招待講演2:Nattaporn Suttiwijitpukdee博士(カセサート大学農業研究所、タイ)
Spectroscopic Analysis of Browning Reaction in Food - 招待講演3:Longhai Guo准教授(北京化工大学、中国)
Synthesis of Polymer Colloidal Partials with a Core-Shell Structure - 総合討論
- 招待講演1:Sumaporn Kasemsumran博士(カセサート大学農業研究所、タイ)
- 主催
- 神戸大学国際人間科学部、環境共生学科
開催の報告
Kasemsumran博士の招待講演では、カセサート大学農業研究所の紹介、振動分光法の一つである近赤外分光法を用いた食品の非破壊分析お振動分光法の一つである近赤外分光法を用いた食品の非破壊分析およびその解析法についての研究成果を報告されました。 Suttiwijitpukdee博士の招待講演では、食物で見られる「Browning Reaction」について、振動分光法および多変量解析を用いた新しい解析法に関する研究成果を報告されました。 Guo准教授の招待講演では、高分子粒子合成と振動分光法を用いた粒子の評価に関する研究成果を報告されました。
すべての発表に対して、学生からの質問や活発な議論が展開されました。また、このワークショップに先立ち、カセサート大学農業研究所とのGSPに係る交流の詳細についても打ち合わせが行われました。カセサート大学農業研究所での実験・実習を通じて専門知識の実践応用力、コミュニケーション能力、国際的感覚を学び、異文化理解を深めるようなプログラムを計画しています。