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日本・イタリア言語文化比較研修プログラム-国際遠隔共同授業「コロナウイルスの時代に何ができるのか」-最終報告会が開催されました

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2021年1月より3か月にわたって行われてきた日本・イタリア言語文化比較研修の最終報告会が3月18日16時よりオンラインにて開催されました。
このプログラムはミラノ大学で現在日本語を勉強している学生11名と神戸大学生11名がペアとなり、ペアワークおよびグループディスカッションをオンラインで行い、コロナウイルスをめぐる自分の周りの社会の変化、自分自身の変化等について毎週情報を交換しながら、コロナの時代、ポストコロナの時代、日本とイタリアで学生各自ができることについて考え、発信することを目的に活動しました。パートナーの日本語学習を補助し、日本語で議論し、発表の準備をともに行い、それと同時に、パートナーの母語であるイタリア語をオンラインで学習し、自分自身の外国語学習と異文化理解を実践しました。

3月18日の発表会では下記のペアが報告を行いました。

発表会の概要

2021年3月18日(水)(日本時間)16:00~18:00、(イタリア時間)8:00~10:00
オンライン開催(ZOOM)

開会挨拶 Tiziana Carpi (ティツィアーナ・カルピ)(ミラノ国立大学)

参加者による発表:

テーマ「online会話を通し、新型コロナウイルスをめぐる世界の現状を知り、日本語・イタリア語その他の自分の持つリソースを使って、自分達に何が(貢献)できるかをパートナーと考え、それを共有する」

  • Giulia PEZZULLA(ジュリア・ペッツッラ)・下倉茉莉(シモクラマリ)
    「コロナ時代の食と健康」
  • Sofia POZZI(ソフィア・ポッツィ)・藤原汐里(フジワラシオリ)
    「学生に焦点を当てて」
  • Claudia COLOMBO(クラウディア・コロンボ)・岩政毅之(イワマサタケユキ)
    「移民(外国人)へのコロナの影響とla spesa sospesa」
  • Sara DE TOMASI(サーラ・デ トマージ)・林夕梨香(ハヤシユリカ)「新型コロナと教育」
  • Giulia MONTENOVO(ジュリア・モンテノーヴォ)・高橋結香(タカハシユウカ)
    「Instagramを利用したOnline Cooking Lesson:Travelling Apron」
  • Shaimaa EMAM(シャイマ・エマム)・松枝勇斗(マツエダハヤト)
    「新型コロナと教育」
  • Marina GAETA(マリーナ・ガエタ)・久井海侑(ヒサイミユ)
    「エンターテインメントの世界:コロナによる変化」
  • Ilaria CAPUTI(イラリア・カプーティ)・川口宙也(カワグチヒロヤ)
    「観光会社と新型コロナ:Turismo e covid」
  • Beatrice MELICONI(ベアトリーチェ・メリコーニ)・長谷川舞香(ハセガワマイカ)
    「コロナ禍における観光」
  • Daniela SALAMINA(ダニエラ・サラミナ)・山本七颯(ヤマモトナリユ)
    「新型コロナ時代の感情について調査:Sondaggio sulle emozioni legate al Covid」
  • Onofrio MESSA(オノフリオ・メッサ)・平田大智(ヒラタダイチ)
    「新型コロナウイルスと学校の生活」

閉会挨拶 林良子(ハヤシリョウコ)(神戸大学)


これらの学生発表は、一部イタリア語でも行われ、神戸大学、ミラノ国立大学、レンヌ第1大学、ナポリ東洋大学 ボローニャ大学、トリノ大学から参加した研究者からのコメントやディスカッションが行われました。神戸大学参加者のイタリア語学習をサポートしてくれた、ナポリ東洋大学と神戸大学で大学院ダブルディグリープログラム修了生のピエール・ルイージ・ナッピさんとナポリ東洋大学に交換留学をした国際文化学研究科大学院生の合田裕海さんも最終発表会に参加してくれました。 11組の学生発表では、調査結果の公表にとどまらず、そこから自分たちに何ができるのかというアクションプランやコロナ下でのメンタルヘルスケアの啓発ポスター(図)や世界の料理のレシピや互いの国に留学したい学生同士を結ぶ情報発信インスタなど多数の成果物が発信されました。